鍼灸マッサージ師とは?

こんにちは院長です。今年初めての投稿となります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

そして能登半島地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。少しでも心やすらぐ日が訪れますようお祈り申し上げます。

さて今日は『鍼灸マッサージ師』についてお話しようと思います。

町にはたくさんのマッサージ、リラクゼーション、整体、カイロプラクティック、足もみなどのお店があります。では鍼灸マッサージ師の治療院とは何が違うのでしょうか?患者さんからもよく質問されます。これはとても大事なことで、国家資格が必要なのが鍼灸マッサージです。

鍼灸師とあんまマッサージ指圧師の資格は2つに分かれています。その両方を持てば、鍼灸マッサージ師でどちらか1つだけの資格を取る先生もいます。その場合、例えば鍼灸師だけを持って治療院をされていればマッサージはできません。

あんまと指圧、マッサージはそれぞれ別の手技療法です。あんまは古代中国から、指圧はあんまと導引、柔術、アメリカのカイロプラクティックを合わせてできたものです。マッサージはフランスで始まりヨーロッパからの普及です。

マッサージ資格を持たず施術代金を受領すれば違法になり罰せられます。

町に多々あるリラクゼーションマッサージ、整体、カイロプラクティック、足もみなども資格なしに営業することは違法になりますしかし日本では特に取り締まることはなく、有資格者か否か重要視されていないのが実情です

例えばアメリカではカイロプラクティックの資格はとても厳しく、4年生大学を出た後、専門学校を3年出て、最低7年が必要とされています。日本だけでのカイロプラティック制度とは全く違います。

では看護師はマッサージはできるのか?看護師と理学療法士は医師の指示があれば可能になります。

そこで鍼灸マッサージ師はどのような学びをしてきているのか?ですが、看護師や理学療法士が学ぶ、解剖生理学、病理学、臨床医学、栄養学、リハビリテーション医学、公衆衛生学の他、関係法規、鍼灸理論、あん摩マッサージ指圧理論、経絡経穴概論、東洋医学概論、等々まだありますが、これにプラスもちろん実技も学びます。

これをしっかりと学校で学んでからでないと独学で国家試験に合格するのは難しいです。

人体に触れるまた、身体に鍼を刺入するわけですから、一番大事なのは危険な部位を知っていること。また危険な手技をしないことです。それには身体中の神経、血管、筋繊維や腱や骨、患者さんの身体情報(ペースメーカーや血圧、骨状態、持病等)を理解しないと事故につながります。

それを知って初めて施術・治療ということになります。

如何がだったでしょうか?鍼灸マッサージ師についてご理解頂けたでしょうか?

意外と違いを知らない方が多く質問をよくされるためこの度説明させていただきました。安心して施術を受けていただくためにこのような情報は大事なことです。

施術のことやそれ以外のことでも些細な質問でも結構ですので気になったことは声をかけていただけたらと思います。

 

※当院では当然のことながら無資格者に施術の方法や手技を教えることは一切ありません。

 

コメント