災害現場の実際
こんにちは。事務のマーサコです。
9月も後半になりましたが真夏のような陽気ですね。それでも庭の彼岸花が咲き出したので少し秋を感じられます。
さて、前回二宮町の防災訓練に参加した際の「災害現場の実際」という講演の詳細を割愛したままでしたのでご報告したいと思います。
↑日本災害医学会 コーディネートサポートチーム 朝日山一男先生・榎本恭子先生
被災したら
1 自宅待機か避難所か車かテントか
被災をしたらまずどこで生活をするか選択をしなくてはなりません。最近はテントで避難生活をする方が増えてるそうです。
2 被災証明の取得⇨災害対策本部
被災証明とは名前の通りですが、自分が被災したという証明書です。被災後は自宅の片付けなどに追われると思いますが、被災証明を必ず取得してください。被災証明は保険や町の助成金など支援を受けるのに必須となります。
3 ボランティアニーズ登録⇨社会福祉協議会
必要な手助け・ものなど、どんなに些細なことでも社会福祉協議会に伝えてください。町で町職員が巡回しているので声をかけてください。
必要なことを伝えない限り助けは来ません!
被災した人が何を求めているかわからないとボランティアを派遣することはできません。
⇨復興のスピードはここにかかっています
被災地での問題点
1 コミュニティー形成の難しさ
2 生活不活発病
これは避難所だけではなく仮設住宅、復興住宅など、どこでも起きています。
3 とじこもり
これらは栄養の偏り・睡眠不足・ストレスが主な原因となっています。
被災地での問題解決法
1 ボランテイアの活用
2 イベントの開催
何度もイベントや季節行事などをやることによって顔見知りの関係ができます。
顔の見える関係づくりが一番大事!⇨被災時だけでなく平時から関係性を作っておくと良いでしょう
3 助けてという勇気を持つ
迷惑をかけてしまうからと遠慮はせずに困ったことはなんでも発信してください
4 お互い協力し合うことが必要
5 受援力が復興を早める!!
ボランティア・支援物資などの受入れ体制が整っているかどうかで復興スピードは大きく変わります⇨ボランティア・支援物資があるだけではダメ。これらをコーディネートすることが大事!⇨行政やボランティアコーディネーターの育成が必要
ボランテイアの種類・災害弱者を知ることが大事
支援ボランティアの種類
1 医療支援(トリアージ・救急搬送・医療対応・鍼灸マッサージ等)
2 食事手配(炊き出し)
3 支援物資の仕分け・配布
4 泥のかき出し家財の片付け。ゴミの搬出
5 傾聴
6 子供との遊び
7 ペットの世話
8 運動指導等
9 その他
災害弱者(要支援者)の方への配慮 CHECTP
C: child 子供
H: handicapped 障がい者
E: elderly peaple 高齢者
C: chronically ill 慢性疾患(透析、糖尿病等)
T: tourist 旅行者
P: pregnant 妊婦
講演などで災害弱者とは?と聞くと、”妊婦” がなかなか出ないそうです。
今回の講演ではこのような内容でした。(一部は時間の関係で話せなかったそうですが
今回ブログを書くので先生に直接話を聞かせてもらいました。)
ちょっと授業っぽい書き方になってしまいました。。汗
私個人的にとても共感したのは、ボランティアの種類で「子供との遊び」というところでした。私には小学2年生の男の子がいます。本当に本当に体力が有り余っていて、友達といるときはいいのですが、そうでない時は全てのエネルギーを私にぶつけてくる。。正直対応しきれません。。被災時では平時の時のように遊べる環境が整っていないと思います。親御さんは片付けなどでなかなか相手にできない。子供のストレス・運動不足は心配です。遊んでもらえたらとても子供は喜ぶし、親はとても助かります。すべき作業も進むのではと思います。
そして今回ハッとさせられたのは災害弱者がどのような方々を指すのか、わかっていたようでわかっていなかったなと。気づけてよかったなと思いました。
あまり上手にお伝えできなかったかもですが、皆さんはどう感じましたか?
私は今回の講演は大変勉強になりました。そしてこの知識が実際に活用できるよう日頃の訓練は必須だな感じました。
長くなりました読んでくださってありがとうございます!
明日あたりから少し暑さが落ち着くという噂もありますが、残暑にはお気をつけください!
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